HIROSHIMA, MON AMOUR
羽生くんのノートルダム・ド・パリを見てたら
ふとこの映画が浮かんできた
HIROSHIMA, MON AMOUR
邦題は「二十四時間の情事」
大学3年くらいの時
Film Historyと言うクラスをとった
美大なので課題が多く過酷だったんだけど
映画を見て感想を書くというこのクラス
かなり楽なクラス
先生は新聞に映画批評やコラムの連載なんかされてる
品の良い優しいおじいさん
セメスターのまとめとして
生徒自身も短編映画の作成や印象に残った映画を
絵やコラージュ、彫刻なんかで表現した
なかなか楽しいクラスだった
映画のチョイスも一捻りある興味深いセレクション
とても古いものが多く
まだ20代の私には消化しきれないものもあったけど
見てたら寝ちゃうかな・・・と思ってても
結局寝る事は一度も無く
今でも折々に思い出す
素敵な映画ばかり紹介してもらった
生徒の私たちは息抜きクラスのつもりで選択していたつもりでも
先生のチョイスは絶妙で
曲がりなりにも美大生で多感な時期
見せてもらった映画から受けた影響を大きい
その影響力はデザインの仕事をはじめてから実感するようになった
この映画もそんな作品の一つ
白黒だし英語とフランス語で
当時の私には理解しきれない部分もあったにせよ
シーンの一部や白黒映画所以の光と陰の表現、俳優さんの表情など
断片的だがとても印象的
わたしにとって大切な映画になった
覚醒の時の中で
羽生くんはノートルダム・ド・パリの内容をうまく説明できなくて
とても複雑な恋愛の話・・・とか何とか
確かにとてもややこしい話
彼自身、環境の変化、体調不良、作品の解釈、英語へのフラストレーション
色々苦労の多い時期の作品だろう
ただそんな時期の作品だからこそ
ノートルダム・ド・パリという作品は
今後のスケートに生かされていくのではと
漠然と感じた
羽生結弦、2013 世界選手権フリー(B.ユーロ日本語字幕) - YouTube